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リモージュの街

フランス中部リムザン地方の都市で、人口は約22万人、街はヴィエンヌ河にのぞみ、丘陵の斜面に階段状に広がっている。
交通上の要地に位置し、ぶどう畑に適したヴィエンヌ渓谷のゆるやかな斜面や、天然の要塞となる大地に恵まれて、古くからこの地方の経済活動の中心となってきた。

町の産業としては、古い歴史を誇る七宝細工(エマーユ)、その近代的設備で世界の先端を行く製陶業があり、靴の製造も盛んである。

焼き物の街リモージュの誕生

1761年、有名な経済学者で政治家のテュルゴは、リモザン知事に就任すると、租税の改革や道路網の整備などリモージュの街の刷新をはかった。
1768年に近くのサン・イリューでカオリン(白陶土)の鉱石が発見されたため、製陶業の復興には特に力を注いだ。彼の努力と科学者フルネラの研究により、この町最初の磁器工場は1773年に王室の保護を受けるようになった。これが焼き物の町リモージュの誕生である。

現在リモージュの街には美しいゴシック様式の大聖堂のほか、12世紀から現代に至る300点以上のリムザン七宝を集めた市立博物館や、世界中の陶磁器を約1万点展示しているアドリアン・ドゥブージュ博物館など、いかにもこの街にふさわしい施設が残っている。